人々の生活を支えるエネルギー、ガス。
今回は、半世紀に渡り周船寺を中心にガスを供給し続けている、甲山商店様にお話を伺いました。
甲山商店は、ガスの供給や糸島産のお米の配送などを行っている企業です。
お話を伺った、代表取締役を務める甲山敦さんは、甲山商店としての取り組み以外にも、
周船寺商工会をはじめとして周船寺で多くの活動をされている方でした。
――創立当初からガスとお米を扱っていたのですか?
いえ、うちは昭和36年から業務を始めているのですが、最初はガスのみ取り扱っていました。
お米を取り扱い始めたのは10年前ぐらいからですね。
――お米は糸島のものをつかっているそうですが。
そうですね。糸島の農家の方から直接取り寄せたものを取り扱っています。
お米はすべて低・無農薬で育てられたものなんですよ。
――低農薬や無農薬の野菜が注目されていますから、人気がありそうですね。
ありがとうございます。お米の販売は、配送と店頭とで行っています。
配送サービスを利用されるのは周船寺のお店の方が多いですね。業務用として卸しています。
地域の方は直接営業所に来て買われる方が多いですね。
――そうなんですね。地域との関わりも多そうですが、その辺りはどうですか?
私自身は周船寺商工会の副会長をしているので、その意味での地域との関わりは深いですね。
――甲山さんの関わりは深そうですね。周船寺商工会の良いところなどはありますか?
商工会のメンバーの仲が良いところですね。
今宿や元岡の商工会の方との交流もあるのですが、他のところと比べても大分仲が良いと思います。
幅広い年代の人がいますがそれでもよくやっています。
――年齢に差があっても仲が良いというのは少し意外ですね。そのことについてもう少し伺えますか?
若い人たちは青年団に所属していて、そのあと商工会に入るということが多いんです。
商工会と青年団とは関わりが多いので、
商工会に入る時点である程度高い年齢の人たちと若い人たちとの関係ができあがっているんですね。
だから商工会の人たちは仲がいいんです。
――なるほど。そういうことになっていたんですね。
仲は良いということですが、具体的な活動で大変なことなどはありましたか?
そうですね。6、7年前にまちごと美術館というイベントをやったのですが、それは大変でしたね。
周船寺商店街にあるお店の店頭を糸島に住んでいらっしゃる芸術家の作品で飾りつけるというものだったのですが、飾り付ける際のスペースの問題や、毎年芸術家の方にお願いすることなど結構大変だったことを覚えています。
――一昨年の周船寺まつりは私も参加しました。とても楽しかったのを覚えています。
なかなか人が集まらなくなって一昨年で終わってしまったんですよね。最近ではスーパーが増えてきているので、商店街の人たちは苦労していると思います。
できれば商店街も利用して欲しいですね。
――本日はありがとうございました。最後に地域の方々へ一言お願いします。
スーパーは確かに安いですが、商店街だとその分会話が楽しめます。
会話の中でいろいろな情報なども得られると思うので、ぜひ商店街をご利用ください。
周船寺のまちでたくさんの活動をしていらっしゃる甲山商店の代表取締役甲山さん。
取材を通して甲山さんの周船寺への思いが伝わってきた気がしました。
この記事を読んでくださったみなさんも、スーパーもいいですが、
たまには商店街でお買い物をして地域の方との会話を楽しんでみてくださいね。
甲山商店
福岡市西区周船寺2丁目18番3号
電話:092-806-1421
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